そこが知りたい はい、いでがわですが
生きるために「闘う」
がん患者団体活動の軌跡⑦患者の怒り
ジャーナリスト 出河雅彦
2024年3月15日号
滋賀医科大学医学部附属病院
前回は、滋賀医科大学に設置された前立腺癌小線源治療学講座の特任教授に就任した岡本圭生医師が、2015年末に塩田浩平学長に直訴し、泌尿器科学講座准教授の成田充弘医師による小線源治療を阻止するまでの経緯をたどった。塩田学長は「病院のコンプライアンスと倫理的な観点から憂慮すべき事態になる」と危惧し、泌尿器科が小線源治療を実施する予定だった23人の患者全員の治療を岡本医師が担当することになった。
このうち、連載第3回で紹介したAさんとBさんを含む4人の患者・遺族が18年8月、泌尿器科学講座の河内明宏教授と成田医師に損害賠償請求を求める訴訟(以下、「説明義務違反訴訟」と言う)を起こすことになるわけだが、それまでにはさまざまな出来事があった。
今回は、主治医交代の経緯を知った患者たちがそれを...
滋賀医科大学医学部附属病院
前回は、滋賀医科大学に設置された前立腺癌小線源治療学講座の特任教授に就任した岡本圭生医師が、2015年末に塩田浩平学長に直訴し、泌尿器科学講座准教授の成田充弘医師による小線源治療を阻止するまでの経緯をたどった。塩田学長は「病院のコンプライアンスと倫理的な観点から憂慮すべき事態になる」と危惧し、泌尿器科が小線源治療を実施する予定だった23人の患者全員の治療を岡本医師が担当することになった。
このうち、連載第3回で紹介したAさんとBさんを含む4人の患者・遺族が18年8月、泌尿器科学講座の河内明宏教授と成田医師に損害賠償請求を求める訴訟(以下、「説明義務違反訴訟」と言う)を起こすことになるわけだが、それまでにはさまざまな出来事があった。
今回は、主治医交代の経緯を知った患者たちがそれをどう
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