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マイナ保険証「低過ぎる」公務員の利用実績

近藤正觀

2024年3月15日号

 厚生労働省は2月29日の社会保障審議会・医療保険部会に、「マイナ保険証」の利用実績について結果を報告した。マイナ保険証への移行は24年12月2日とされ、その後は紙の保険証は使用できないことになっている。  しかし、医療機関や薬局の1月のマイナ保険証の利用実績は全国で4.6%にとどまっていて、このままでは移行も危うい状況だ。都道府県別では、トップ3が鹿児島県の8.4%、鳥取県の7.2%、福井県の6.8%となっている。ワースト3が沖縄県の2.3%、愛媛県の2.7%、青森県の2.9%だ。  利用率トップの鹿児島でも10%に届かず、部会では患者への声かけを行うと同時に医療機関や調剤薬局にも働きかけを促すことを求める声が相次いだ。また、委員から「紙の保険証入れが放置されたままの医療機関が多く、患者が保険証の提示が必要と勘違いしているケースがある」との指摘も...  厚生労働省は2月29日の社会保障審議会・医療保険部会に、「マイナ保険証」の利用実績について結果を報告した。マイナ保険証への移行は24年12月2日とされ、その後は紙の保険証は使用できないことになっている。  しかし、医療機関や薬局の1月のマイナ保険証の利用実績は全国で4.6%にとどまっていて、このままでは移行も危うい状況だ。都道府県別では、トップ3が鹿児島県の8.4%、鳥取県の7.2%、福井県の6.8%となっている。ワースト3が沖縄県の2.3%、愛媛県の2.7%、青森県の2.9%だ。  利用率トップの鹿児島でも10%に届かず、部会では患者への声かけを行うと同時に医療機関や調剤薬局にも働きかけを促すことを求める声が相次いだ。また、委員から「紙の保険証入れが放置されたままの医療機関が多く、患者が保険証の提示が必要と勘違いしているケースがある」との指摘も出た

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