平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜
岩国と沖縄は核戦争の最前線
第192回
埼玉県国民保護協議会委員 照井資規
2024年3月15日号
日本で米軍の核兵器の貯蔵施設であることが疑われる特殊武器の弾薬庫があるのは、山口県岩国市の米海兵隊岩国航空基地と沖縄県名護市の米海兵隊辺野古弾薬庫の2ヵ所だ。図にあるように、中国、北朝鮮と対峙するうえで、岩国と沖縄は米国の核戦力における重要な拠点であることがわかる。
とくに沖縄は北朝鮮が人工衛星を打ち上げる際のロケットの経路上にある。人工衛星を核弾頭に載せ替えれば、周回軌道から世界中を攻撃できる戦略核兵器となるため、沖縄は弾道ミサイル防衛の拠点にもなるのだ。
極東を舞台にした米中核戦争はこう戦われる。まず、中国の青島から「DF―26C(東風26号)」がグアムに向けて発射される。小型核弾頭を搭載する「HGV」(Hypersonic glide vehicle=極超音速滑空体)はグアムまでの約3500㎞をマッハ6(時速7344㎞)で、わずか30分...
日本で米軍の核兵器の貯蔵施設であることが疑われる特殊武器の弾薬庫があるのは、山口県岩国市の米海兵隊岩国航空基地と沖縄県名護市の米海兵隊辺野古弾薬庫の2ヵ所だ。図にあるように、中国、北朝鮮と対峙するうえで、岩国と沖縄は米国の核戦力における重要な拠点であることがわかる。
とくに沖縄は北朝鮮が人工衛星を打ち上げる際のロケットの経路上にある。人工衛星を核弾頭に載せ替えれば、周回軌道から世界中を攻撃できる戦略核兵器となるため、沖縄は弾道ミサイル防衛の拠点にもなるのだ。
極東を舞台にした米中核戦争はこう戦われる。まず、中国の青島から「DF―26C(東風26号)」がグアムに向けて発射される。小型核弾頭を搭載する「HGV」(Hypersonic glide vehicle=極超音速滑空体)はグアムまでの約3500㎞をマッハ6(時速7344㎞)で、わずか30分で飛
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録