Pharmacoeconomics ━療法の価値━
新薬開発の増強は革新的製剤を約束しない
第144回 抑制期を進む米国医薬品市場(①②③④⑤❻⑦)
2024年3月15日号
▽市場が成長し新薬開発投資が増強されれば新薬数も増えるのは「ほぼ間違いない」▽しかし革新的な新しい標的・作用のブレークスルーの増加は約束されない▽メディケア薬剤給付による需要増大期の考察は、薬価交渉―抑制期のシンメトリーを見る【出典】 David Dranove, et al., Does consumer demand“pull”scientifically novel drug innovation?, RAND J Econ 2022年11月10日 2006年のメディケア外来薬剤給付実施は年5~8%のペースで処方箋を増やし、製薬会社の収益増が新薬開発の投資拡大に結果し、投資が新薬産出を押し上げたことは「ほぼ間違いない」。 しかし手放しでは喜べない。提供される新薬の多くはフォローオン製剤、満たされない医療ニーズに応えるブレークスルー新薬の反映は限られていた。価格抑制に伴う投資縮小がシンメトリーな変化を導くとしても、真に期待される新薬開発をひどく傷つ...
▽市場が成長し新薬開発投資が増強されれば新薬数も増えるのは「ほぼ間違いない」▽しかし革新的な新しい標的・作用のブレークスルーの増加は約束されない▽メディケア薬剤給付による需要増大期の考察は、薬価交渉―抑制期のシンメトリーを見る【出典】 David Dranove, et al., Does consumer demand“pull”scientifically novel drug innovation?, RAND J Econ 2022年11月10日 2006年のメディケア外来薬剤給付実施は年5~8%のペースで処方箋を増やし、製薬会社の収益増が新薬開発の投資拡大に結果し、投資が新薬産出を押し上げたことは「ほぼ間違いない」。 しかし手放しでは喜べない。提供される新薬の多くはフォローオン製剤、満たされない医療ニーズに応えるブレークスルー新薬の反映は限られていた。価格抑制に伴う投資縮小がシンメトリーな変化を導くとしても、真に期待される新薬開発をひどく傷つける
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