話題の焦点
小型の「救助ネズミ」が実用に
2024年3月15日号
お屠蘇気分が醒めやらぬ昼下がり、突然襲いきた大地震で能登半島一帯は地獄絵図と化した。倒壊した建物の下敷となって多くの人々がもがき苦しみ亡くなった。 こんな倒壊現場で生存者を捜索する動物といえば、犬が相場と決まっているが、何とベルギーやタンザニアなどで「救助ネズミ」が実用寸前にまで研究が進んでいた。 本来、地雷を除去する研究で実績を挙げていた「探知ネズミ」を転用できるとの狙いで試行錯誤を重ね、十分実用可能の段階に到達した。 体が小さいので狭い空間にもスイスイ入っていける。体長30cmのオニネズミを活用、人の匂いを探知、近づくと胸に設置した小型ボタンを引っ張るよう教え込み、閉じ込められた被災者の存在を知らせるという目論見だ。 ネズミには音声装置もついていて被災者と会話もできる。 今年はトルコで実用化する計画がある。本番での活用性が十分得られれ...
お屠蘇気分が醒めやらぬ昼下がり、突然襲いきた大地震で能登半島一帯は地獄絵図と化した。倒壊した建物の下敷となって多くの人々がもがき苦しみ亡くなった。 こんな倒壊現場で生存者を捜索する動物といえば、犬が相場と決まっているが、何とベルギーやタンザニアなどで「救助ネズミ」が実用寸前にまで研究が進んでいた。 本来、地雷を除去する研究で実績を挙げていた「探知ネズミ」を転用できるとの狙いで試行錯誤を重ね、十分実用可能の段階に到達した。 体が小さいので狭い空間にもスイスイ入っていける。体長30cmのオニネズミを活用、人の匂いを探知、近づくと胸に設置した小型ボタンを引っ張るよう教え込み、閉じ込められた被災者の存在を知らせるという目論見だ。 ネズミには音声装置もついていて被災者と会話もできる。 今年はトルコで実用化する計画がある。本番での活用性が十分得られれば、
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