松本会長「２期目」が盤石ではない訳

６月の日医会長選はすでに“当確も”

2024年4月1日号

　2年に1度の診療報酬改定が終わると、その結果が直後の日本医師会会長選挙に直接影響を与える――。そんなサイクルが存在するなかで、今回はどうなるのか。早くも「松本吉郎氏（埼玉）が2期目当選を果たす」というシナリオが現実味を帯びている。　日医会長選は、全国380人の代議員による投票で結果が決まる（表参照）。今年に入り、現職の松本氏に対して、各地域ブロック単位での出馬要請・推薦が相次いでいる。一方で、対抗馬となる候補が出る兆しはない。　松本氏は正式な出馬表明はしていないが、2期目への意欲を見せており、遅くとも4月には出馬を決断する見通し。6月22日の定例代議員会で行われる選挙では“無風”のまま再選を決める公算が大きい。　24年度診療報酬改定が本体プラス（0.88％増）で決着したことに対し、松本氏の手腕を評価する声... 　2年に1度の診療報酬改定が終わると、その結果が直後の日本医師会会長選挙に直接影響を与える――。そんなサイクルが存在するなかで、今回はどうなるのか。早くも「松本吉郎氏（埼玉）が2期目当選を果たす」というシナリオが現実味を帯びている。　日医会長選は、全国380人の代議員による投票で結果が決まる（表参照）。今年に入り、現職の松本氏に対して、各地域ブロック単位での出馬要請・推薦が相次いでいる。一方で、対抗馬となる候補が出る兆しはない。　松本氏は正式な出馬表明はしていないが、2期目への意欲を見せており、遅くとも4月には出馬を決断する見通し。6月22日の定例代議員会で行われる選挙では“無風”のまま再選を決める公算が大きい。　24年度診療報酬改定が本体プラス（0.88％増）で決着したことに対し、松本氏の手腕を評価する声が

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