現場が望む社会保障制度
先送り相次ぐ介護2割負担の拡大、インフレで決着?
第107回
ニッセイ基礎研究所主任研究員 三原 岳
2024年4月1日号
政府内で検討されていた介護保険の2割負担対象者拡大は紆余曲折の末、次の制度改革のタイミングとなる27年度まで先送りされることになった。これで、先送りは22年以降だけで3回目であり、異例の展開が続いている。
こうした展開になっている背景には、負担増に対する鋭い意見対立があり、与党にも慎重論が根強い。一方、物価上昇が思わぬかたちで議論を収束させる可能性も高まっており、本稿では介護保険2割負担の拡大をめぐる経緯や先送りの背景、今後の論点を占う。
政府内で検討されていた介護保険の2割負担対象者拡大は紆余曲折の末、次の制度改革のタイミングとなる27年度まで先送りされることになった。これで、先送りは22年以降だけで3回目であり、異例の展開が続いている。
こうした展開になっている背景には、負担増に対する鋭い意見対立があり、与党にも慎重論が根強い。一方、物価上昇が思わぬかたちで議論を収束させる可能性も高まっており、本稿では介護保険2割負担の拡大をめぐる経緯や先送りの背景、今後の論点を占う。
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録