医薬経済オンライン

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働く脊損者<オッサン>

立場が変わった自分からみた社会

第01回

株式会社グルメ杵屋 最高デジタル責任者 河上崇陽

2024年4月1日号

 何気ない道路の傾きとか小さい段差とかが僕の人生にこんなに大きなインパクトを与えるものとは数年前には想像もしなかった。社会でデザインされているものって割と不便だなということだ。ハード面でもソフト面でも。  僕の友人で作業療法士の宮崎宏興さんが「実は皆、不自由不便を味わっているのではないか」と言っていたことを思い出す。不自由と言われればそのとおりだけど、とりあえず何とかなっているから誰も問題視していなかったことは多いのかもしれない。  現に、ほんのちょっとした問題が、車いすユーザーになってから実感としてわかるようになった。例え話をすると、ハイブリッドの会合で、対面の人とオンラインの人とでは、やはり臨場感とかの温度感が違うように、同じ場を共有していても感じ方は異なる。そう言うと伝わりやすいのかもしれない。それは車いすが...  何気ない道路の傾きとか小さい段差とかが僕の人生にこんなに大きなインパクトを与えるものとは数年前には想像もしなかった。社会でデザインされているものって割と不便だなということだ。ハード面でもソフト面でも。  僕の友人で作業療法士の宮崎宏興さんが「実は皆、不自由不便を味わっているのではないか」と言っていたことを思い出す。不自由と言われればそのとおりだけど、とりあえず何とかなっているから誰も問題視していなかったことは多いのかもしれない。  現に、ほんのちょっとした問題が、車いすユーザーになってから実感としてわかるようになった。例え話をすると、ハイブリッドの会合で、対面の人とオンラインの人とでは、やはり臨場感とかの温度感が違うように、同じ場を共有していても感じ方は異なる。そう言うと伝わりやすいのかもしれない。それは車いすが僕の

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