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INTERVIEW

持田製薬社長 持田直幸

横ばいの売上高、「バイオマテリアル事業」で底上げ

2024年4月15日号

 4月から新年度を迎え、食品や雑貨、サービスなどが一斉に値上げするなか、製薬業界は、毎年恒例となった薬価引き下げの憂き目に遭っている。 「新薬を投入したとしても、新薬でさえ薬価を引き下げられてしまう。そこが厳しいところ」 「以前から環境は年々厳しくなっているが、中間年改定が入ると、かなりきつくなる」  こう話すのは、持田製薬の持田直幸社長だ。同社は自社品の高脂血症治療薬「エパデール」を主力品として、11年度には売上高862億円に伸ばし、17年度には疼痛治療剤「トラムセット」の寄与などで1067億円にまで成長。ところが、その後、横ばいが続き、直近の23年度予想は1020億円にとどまっている。その一方で、海外から調達する原材料が円安により原価率を押し上げるなど、利益面を圧迫している。  すでにエパデールなど売上げを...  4月から新年度を迎え、食品や雑貨、サービスなどが一斉に値上げするなか、製薬業界は、毎年恒例となった薬価引き下げの憂き目に遭っている。 「新薬を投入したとしても、新薬でさえ薬価を引き下げられてしまう。そこが厳しいところ」 「以前から環境は年々厳しくなっているが、中間年改定が入ると、かなりきつくなる」  こう話すのは、持田製薬の持田直幸社長だ。同社は自社品の高脂血症治療薬「エパデール」を主力品として、11年度には売上高862億円に伸ばし、17年度には疼痛治療剤「トラムセット」の寄与などで1067億円にまで成長。ところが、その後、横ばいが続き、直近の23年度予想は1020億円にとどまっている。その一方で、海外から調達する原材料が円安により原価率を押し上げるなど、利益面を圧迫している。  すでにエパデールなど売上げをけん

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