医薬経済オンライン

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薬のおカネを議論しよう

製薬マネープロジェクトと学生の海外留学

第111回

医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦

2024年4月15日号

 製薬マネー問題の解決に重要なのは、「やり続ける」こと、そして「若者を巻き込む」ことだ。「やり続ける」という点では最近も、「製薬マネーデータベースYen For Docs」に、最新データである21年版をアップした。1日4000件以上のアクセスがあり、この問題への関心は確実に高まっている。  一方で、製薬企業との既存の関係性に巻き取られている我われ世代の医療者だけでは、問題の解決は難しい。だからこそ筆者が常々感じているのが、若い世代を巻き込むこと、育てることの重要性だ。彼らを世界の一流の研究者の元に送り出し、その薫陶を受けてもらう。その機会を我われが提供することが、極めて重要だ。  実際、製薬マネープロジェクトでこの3〜4月にかけて、学生を次々に海外へと送り込んだ。  ひとりは秋田大学4年生の坂田捺哉さんだ。彼は2月27日〜4月2日...  製薬マネー問題の解決に重要なのは、「やり続ける」こと、そして「若者を巻き込む」ことだ。「やり続ける」という点では最近も、「製薬マネーデータベースYen For Docs」に、最新データである21年版をアップした。1日4000件以上のアクセスがあり、この問題への関心は確実に高まっている。  一方で、製薬企業との既存の関係性に巻き取られている我われ世代の医療者だけでは、問題の解決は難しい。だからこそ筆者が常々感じているのが、若い世代を巻き込むこと、育てることの重要性だ。彼らを世界の一流の研究者の元に送り出し、その薫陶を受けてもらう。その機会を我われが提供することが、極めて重要だ。  実際、製薬マネープロジェクトでこの3〜4月にかけて、学生を次々に海外へと送り込んだ。  ひとりは秋田大学4年生の坂田捺哉さんだ。彼は2月27日〜4月2日まで

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