「脇役たち」の矜恃 〜被災地からの言付け〜
想いと使命の間で③
第32回
薬剤師:武田雄高
2024年4月15日号
1月9日から6日間の能登半島地震支援回顧録の最終回。滞在期間中には能登町宇出津と周辺地区、輪島市内・門前町を回り、それぞれの役場に設置された災対本部の様子や町の景色からは切迫の度合いを察することができた。東日本大震災で急性期の気仙沼を経験したこともあってか、自衛隊車両の種類や台数、DMATや医療班の往来、町の色や音、臭い、住民の表情から感じる肌感のようなものは、そうかけ離れてはいなかった。
【1月13日】この日の正午に急遽、宮城モバイルファーマシー(MP)は輪島市に向かうよう日本薬剤師会災害対策本部から指示があった。加えて私は後続隊との入れ替えのため、輪島市役所で情報収集した後に羽咋市の国立能登青少年交流の家(薬剤師派遣の中継宿舎になっていた)に向かうこととなった。
この日、能登町宇出津を出発した頃から雪が降り出したことも...
1月9日から6日間の能登半島地震支援回顧録の最終回。滞在期間中には能登町宇出津と周辺地区、輪島市内・門前町を回り、それぞれの役場に設置された災対本部の様子や町の景色からは切迫の度合いを察することができた。東日本大震災で急性期の気仙沼を経験したこともあってか、自衛隊車両の種類や台数、DMATや医療班の往来、町の色や音、臭い、住民の表情から感じる肌感のようなものは、そうかけ離れてはいなかった。
【1月13日】この日の正午に急遽、宮城モバイルファーマシー(MP)は輪島市に向かうよう日本薬剤師会災害対策本部から指示があった。加えて私は後続隊との入れ替えのため、輪島市役所で情報収集した後に羽咋市の国立能登青少年交流の家(薬剤師派遣の中継宿舎になっていた)に向かうこととなった。
この日、能登町宇出津を出発した頃から雪が降り出したこともあり
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