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NOTEBOOK-こぼれ話

エーザイを去ったチャン氏の「次なるキャリア」

2024年4月15日号

 米スタートアップ企業の「ネクスト・ポイント・セラピューティクス」がCEOとしてアイヴァン・チャン氏を迎え入れたことが一部で話題になっている。 チャン氏は、エーザイの内藤晴夫CEOの娘婿として同社で財務担当や米国子会社トップなどの要職を歴任した人物だ。アルツハイマー病(AD)部門トップを務め「レケンビ」の上市プロジェクトを率い、23年7月に同剤の米国正式承認を遂げた。一日千秋の思いで待つ内藤CEOに米国から電話で「コングラチュレーション」と正式承認の第一報を告げたエピソードは有名だ。 エーザイは創業家が代々社長を務めているが、晴夫氏の長男の内藤景介氏(現常務執行役グローバルADオフィサー)とともに、チャン氏も「次期社長候補」と目されていた。しかし、レケンビの正式承認直後の23年7月31日、チャン氏は「次なるキャリアへの挑戦」を理由に急遽辞任。エーザイから去り...  米スタートアップ企業の「ネクスト・ポイント・セラピューティクス」がCEOとしてアイヴァン・チャン氏を迎え入れたことが一部で話題になっている。 チャン氏は、エーザイの内藤晴夫CEOの娘婿として同社で財務担当や米国子会社トップなどの要職を歴任した人物だ。アルツハイマー病(AD)部門トップを務め「レケンビ」の上市プロジェクトを率い、23年7月に同剤の米国正式承認を遂げた。一日千秋の思いで待つ内藤CEOに米国から電話で「コングラチュレーション」と正式承認の第一報を告げたエピソードは有名だ。 エーザイは創業家が代々社長を務めているが、晴夫氏の長男の内藤景介氏(現常務執行役グローバルADオフィサー)とともに、チャン氏も「次期社長候補」と目されていた。しかし、レケンビの正式承認直後の23年7月31日、チャン氏は「次なるキャリアへの挑戦」を理由に急遽辞任。エーザイから去り、

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