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救急車「有料化」の議論

2024年4月15日号

 救急車の活用については、不要不急なケースでは極力遠慮することがマナーとなっている。だが、現場ではこの常識がなかなか励行されず、困り果てている。 そしてついに、三重県松阪市で入院の必要性がない軽症患者と判断された場合は、7700円(税込み)を徴収すると定め、議論が巻き起こっている。金額の水準は、通常の診療でも紹介状なしの場合、大病院では選定療養費として支払いが義務付けられていることを根拠とした。 救急搬送された患者は対象外とされていたが、やむなく決断に至った。 23年当地区の救急出動は最多件数を記録、そのうち入院を必要としない軽症者は半数を超えていた。この状況が続けば、到着が遅れて、救えるはずの命が救えない事態が想定される状況となっていた。 いたずら通報などが多く存在することも含めて、あまりにも気軽に救急車を呼ぶ人たちへの警報の狙いもある。予...  救急車の活用については、不要不急なケースでは極力遠慮することがマナーとなっている。だが、現場ではこの常識がなかなか励行されず、困り果てている。 そしてついに、三重県松阪市で入院の必要性がない軽症患者と判断された場合は、7700円(税込み)を徴収すると定め、議論が巻き起こっている。金額の水準は、通常の診療でも紹介状なしの場合、大病院では選定療養費として支払いが義務付けられていることを根拠とした。 救急搬送された患者は対象外とされていたが、やむなく決断に至った。 23年当地区の救急出動は最多件数を記録、そのうち入院を必要としない軽症者は半数を超えていた。この状況が続けば、到着が遅れて、救えるはずの命が救えない事態が想定される状況となっていた。 いたずら通報などが多く存在することも含めて、あまりにも気軽に救急車を呼ぶ人たちへの警報の狙いもある。予防か

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