医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

現場が望む社会保障制度

診療報酬改定、複雑なミシン目が入った理由は?

第108回

ニッセイ基礎研究所主任研究員 三原 岳

2024年5月1日号

 6月から施行される新たな診療報酬体系が決まり、それぞれの医療機関は加算取得などの準備に追われているのかもしれない。今回の改定を振り返ると、例年どおりに歳出抑制が意識された半面、物価上昇に伴う賃上げ対応に関する加算などが講じられた結果、改定率が決着する際、財源の使途に複雑な「ミシン目」が入った。  しかも、物価や春闘の動向を見ていると、次の26年度改定でも賃上げは大きな論点になるとみられ、同様の構造になる可能性が想定される。今回は24年度改定の結果を振り返るとともに、次回改定に向けた方向性を考える。  6月から施行される新たな診療報酬体系が決まり、それぞれの医療機関は加算取得などの準備に追われているのかもしれない。今回の改定を振り返ると、例年どおりに歳出抑制が意識された半面、物価上昇に伴う賃上げ対応に関する加算などが講じられた結果、改定率が決着する際、財源の使途に複雑な「ミシン目」が入った。  しかも、物価や春闘の動向を見ていると、次の26年度改定でも賃上げは大きな論点になるとみられ、同様の構造になる可能性が想定される。今回は24年度改定の結果を振り返るとともに、次回改定に向けた方向性を考える。

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence