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INTERVIEW

小野薬品工業代表取締役会長CEO 相良暁

オプジーボとの10年間、「経験値を積み、珍しい経験もした」

2024年5月1日号

 小野薬品のがん免疫療法薬「オプジーボ」が14年9月の発売からちょうど10年目を迎える節目に、24年度薬価改定で市場拡大再算定の共連れルールにより15%引き下げられた。相良暁会長は過去にオプジーボの薬価引き下げについて「恨み辛みは言わないと決めている」と発言し、これまで一度も不満を露わにすることはなかったが、今回は一転して「失望」と強いコメントを出した。どのような心境の変化があったのか、話を聞いた。 ──24年度薬価改定でオプジーボが共連れルールの対象となったことに不満を示したのはなぜか。 相良 23年の中央社会保険医療協議会で共連れルールから除外される流れで議論が進み、期待感があったからだ。個社としても、1年半前から厚生労働省に要望を出してきた。しかし、どんでん返しで引き下げが決まり、今回ばかりは...  小野薬品のがん免疫療法薬「オプジーボ」が14年9月の発売からちょうど10年目を迎える節目に、24年度薬価改定で市場拡大再算定の共連れルールにより15%引き下げられた。相良暁会長は過去にオプジーボの薬価引き下げについて「恨み辛みは言わないと決めている」と発言し、これまで一度も不満を露わにすることはなかったが、今回は一転して「失望」と強いコメントを出した。どのような心境の変化があったのか、話を聞いた。 ──24年度薬価改定でオプジーボが共連れルールの対象となったことに不満を示したのはなぜか。 相良 23年の中央社会保険医療協議会で共連れルールから除外される流れで議論が進み、期待感があったからだ。個社としても、1年半前から厚生労働省に要望を出してきた。しかし、どんでん返しで引き下げが決まり、今回ばかりは許

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