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薬価キーワード ざっくり解説!

【特別編その9】加算ポイント制の見直し

第39回 単群試験・副次評価項目 でも加算増

2024年5月1日号

 薬価の有用性系加算をめぐり、その加算率を何%にするかについては、さまざまな評価項目を点数化して積み上げる「定量的評価」が行われてきた。それが、いわゆる「加算のポイント制」だ。  厚生労働省の研究班が、手法を開発した。過去に適用されてきた加算率の実績を「妥当なもの」と捉えて、それを下敷きに加算の根拠を「見える化」した。そして、14年度から、ポイント制による加算率の定量化が、実際の薬価算定に用いられることになった。  新薬の有用性系加算には「画期性加算」(加算率70~120%)、有用性加算I(35~60%)、有用性加算Ⅱ(5~30%)の3種類がある。研究班が要件を整理すると、以下の4つになった。 ①臨床上有用な新規の作用機序 ②類似薬に比した高い有効性または安全性 ③対象疾病の治療方法の改善 ④製剤工夫による高...  薬価の有用性系加算をめぐり、その加算率を何%にするかについては、さまざまな評価項目を点数化して積み上げる「定量的評価」が行われてきた。それが、いわゆる「加算のポイント制」だ。  厚生労働省の研究班が、手法を開発した。過去に適用されてきた加算率の実績を「妥当なもの」と捉えて、それを下敷きに加算の根拠を「見える化」した。そして、14年度から、ポイント制による加算率の定量化が、実際の薬価算定に用いられることになった。  新薬の有用性系加算には「画期性加算」(加算率70~120%)、有用性加算I(35~60%)、有用性加算Ⅱ(5~30%)の3種類がある。研究班が要件を整理すると、以下の4つになった。 ①臨床上有用な新規の作用機序 ②類似薬に比した高い有効性または安全性 ③対象疾病の治療方法の改善 ④製剤工夫による高い

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