薬のおカネを議論しよう
製薬マネーDBシンポで問うたもの
第112回
医療ガバナンス研究所医師 谷本哲也
2024年5月1日号
4月13日、医療ガバナンス研究所において昨年の第1回に続き、第2回製薬マネーデータベース(DB)一般公開シンポジウムが開催された。現地とオンライン合わせて約40人が参加し活発な議論が行われた。 まず研究所理事長の上昌広氏が開会の挨拶をし、研究チームの齋藤宏章氏が司会を務めた。製薬DB「YEN FOR DOCS」最新版となる21年度分の公開に合わせ、利益相反事例やDBの活用に関する発表が多様な立場の演者から行われた。 19年の立ち上げ時から本プロジェクトを主導した尾崎章彦氏は「製薬マネーと薬の安全」と題し講演した。これまでの経験から今後の方向性に関して、近年の薬害や安全対策の観点からも議論を展開した。利益相反のチェック&バランスの仕組みとして、DBを継続する必要性を訴えた。 研究所研究員の山下えりか氏は、「今後のDB作成事業と現状」について解説した。本DBのデータ収集の仕...
4月13日、医療ガバナンス研究所において昨年の第1回に続き、第2回製薬マネーデータベース(DB)一般公開シンポジウムが開催された。現地とオンライン合わせて約40人が参加し活発な議論が行われた。 まず研究所理事長の上昌広氏が開会の挨拶をし、研究チームの齋藤宏章氏が司会を務めた。製薬DB「YEN FOR DOCS」最新版となる21年度分の公開に合わせ、利益相反事例やDBの活用に関する発表が多様な立場の演者から行われた。 19年の立ち上げ時から本プロジェクトを主導した尾崎章彦氏は「製薬マネーと薬の安全」と題し講演した。これまでの経験から今後の方向性に関して、近年の薬害や安全対策の観点からも議論を展開した。利益相反のチェック&バランスの仕組みとして、DBを継続する必要性を訴えた。 研究所研究員の山下えりか氏は、「今後のDB作成事業と現状」について解説した。本DBのデータ収集の仕組
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