情勢を間違いなく見誤った日本調剤の「親子鷹」
息子は退任、親が役員復帰
2024年5月15日号
かつては一瞬とは言え3200円台を付けたこともあった株価が、このところ1300円台にまで落ち込んでいるとあっては、投資家からすればたまったものではなかろう。国内調剤薬局の第2位、日本調剤の株価低迷が続いている。
3月11日に年初来高値となる1690円を付けた後はじりじりと値を下げ、24年3月期決算での減税損失計上と25年3月期の営業減益予想が市場に伝わった5月1日午前には、前日の終値から200円近く下落し、年初来安値となる1342円を刻んだ。時価総額に直せば20時間弱の間に、60億円強にのぼるカネが吹き飛んだことになる。
この急落について市場では、調剤システムの更新費用の増加など、今期の業況への懸念が増したためと説明されている。しかし、実際の「主犯」はほかでもない。19年6月以来、代表取締役社長として同社を率いてきた三津原庸介氏の力不足にある。
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かつては一瞬とは言え3200円台を付けたこともあった株価が、このところ1300円台にまで落ち込んでいるとあっては、投資家からすればたまったものではなかろう。国内調剤薬局の第2位、日本調剤の株価低迷が続いている。
3月11日に年初来高値となる1690円を付けた後はじりじりと値を下げ、24年3月期決算での減税損失計上と25年3月期の営業減益予想が市場に伝わった5月1日午前には、前日の終値から200円近く下落し、年初来安値となる1342円を刻んだ。時価総額に直せば20時間弱の間に、60億円強にのぼるカネが吹き飛んだことになる。
この急落について市場では、調剤システムの更新費用の増加など、今期の業況への懸念が増したためと説明されている。しかし、実際の「主犯」はほかでもない。19年6月以来、代表取締役社長として同社を率いてきた三津原庸介氏の力不足にある。
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