医薬経済オンライン

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技術革新と製薬企業の明日

激化するADCの覇権争い

第162回 波に乗る第一三共がリード

宮田総研代表取締役 宮田満

2024年5月15日号

 恐ろしいほどの抗体薬物複合体(ADC)関連企業の買収と提携が全世界で巻き起こっている。23年から現在までに、公表されている数字だけでも大手製薬企業が最大6兆5000億円(1ドル=150円換算)の資金を投入して、ADCのパイプラインとプラットフォーム技術を買いまくっている。  ADCは決して新しい創薬概念ではない。1973年に特異性の高いモノクローナル抗体の開発を契機に、抗体に薬剤を結合し、局所に集積させる第1世代のADCの開発が始まった。  しかし、その実用化には茨の道が待ち受けていた。日本初のADC「マイロターグ」(ファイザー)が認可されたのは05年。しかし現在までに日本で認可されたADCは放射性元素標識の2製品を含めても10製品にとどまる。最大の理由は期待したほど副作用が抑制できなかったことにある。マイロターグも結局、米国では10年に販売中止となって...  恐ろしいほどの抗体薬物複合体(ADC)関連企業の買収と提携が全世界で巻き起こっている。23年から現在までに、公表されている数字だけでも大手製薬企業が最大6兆5000億円(1ドル=150円換算)の資金を投入して、ADCのパイプラインとプラットフォーム技術を買いまくっている。  ADCは決して新しい創薬概念ではない。1973年に特異性の高いモノクローナル抗体の開発を契機に、抗体に薬剤を結合し、局所に集積させる第1世代のADCの開発が始まった。  しかし、その実用化には茨の道が待ち受けていた。日本初のADC「マイロターグ」(ファイザー)が認可されたのは05年。しかし現在までに日本で認可されたADCは放射性元素標識の2製品を含めても10製品にとどまる。最大の理由は期待したほど副作用が抑制できなかったことにある。マイロターグも結局、米国では10年に販売中止となってい

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