医薬経済オンライン

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廃止こそが「解決策」、機能性表示食品

公表2ヵ月後も原因特定すらできない小林製薬「紅麹問題」

2024年6月1日号

「さも効果があるように宣伝して売るのが機能性表示食品なのに……」と憤る同業者もいる。ご存じ、大騒ぎになった「小林製薬」の紅麹問題だ。  同社が3月22日に「紅麹を原料にする機能性表示食品で健康被害が発生した」として回収を公表して以来、大騒ぎが続いたのは周知の通り。回収対象商品は「紅麹コレステヘルプ」と「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD]の3製品。主に通信販売を中心にドラッグストアや電子商取引(EC)サイトなどで販売された機能性表示食品で、これらを摂取した人の間で腎臓障害を発症した、というのである。発表によれば、健康被害は5月21日時点で、何と死亡が5人、入院が277人、検査入院が44人、通院は1278人にも上る、というのだから大騒ぎになるのも当然だ。  騒ぎの際には製造過程で床にこぼれた紅麹を拾って加えてい... 「さも効果があるように宣伝して売るのが機能性表示食品なのに……」と憤る同業者もいる。ご存じ、大騒ぎになった「小林製薬」の紅麹問題だ。  同社が3月22日に「紅麹を原料にする機能性表示食品で健康被害が発生した」として回収を公表して以来、大騒ぎが続いたのは周知の通り。回収対象商品は「紅麹コレステヘルプ」と「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD]の3製品。主に通信販売を中心にドラッグストアや電子商取引(EC)サイトなどで販売された機能性表示食品で、これらを摂取した人の間で腎臓障害を発症した、というのである。発表によれば、健康被害は5月21日時点で、何と死亡が5人、入院が277人、検査入院が44人、通院は1278人にも上る、というのだから大騒ぎになるのも当然だ。  騒ぎの際には製造過程で床にこぼれた紅麹を拾って加えていた

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