決算詳報
FINANCIAL DETAIL 2024年3月期
2024年6月1日号
武田薬品工業
【証券コード】4502 【上場】東証プライム
無形資産償却・減損で大幅減益
24年度も当期益は大幅減続く
武田薬品工業の今25年3月期(IFRS=国際会計基準)は売上収益が前期比2.0%増の4兆3500億円、営業利益は5.1%増の2250億円と増益転換しそうだ(表1)。ADHD薬「ビバンセ」など後発品と競合する製品が続落するが、炎症性腸疾患薬「エンタイビオ」をはじめ成長製品・新製品群の拡大で補う。製品に係る無形資産償却費も5400億円と高止まりするが、前期は1306億円に膨らんだ無形資産減損が500億円まで縮小し営業利益は反発する。なお、これらの費用には事業構造再編費用1400億円が含まれる。一方、当期利益は前期に一時的に減額された税費用の反動増で大幅減益が続く。
前24年3月期の実績は売上収益が増収なが...
武田薬品工業
【証券コード】4502 【上場】東証プライム
無形資産償却・減損で大幅減益
24年度も当期益は大幅減続く
武田薬品工業の今25年3月期(IFRS=国際会計基準)は売上収益が前期比2.0%増の4兆3500億円、営業利益は5.1%増の2250億円と増益転換しそうだ(表1)。ADHD薬「ビバンセ」など後発品と競合する製品が続落するが、炎症性腸疾患薬「エンタイビオ」をはじめ成長製品・新製品群の拡大で補う。製品に係る無形資産償却費も5400億円と高止まりするが、前期は1306億円に膨らんだ無形資産減損が500億円まで縮小し営業利益は反発する。なお、これらの費用には事業構造再編費用1400億円が含まれる。一方、当期利益は前期に一時的に減額された税費用の反動増で大幅減益が続く。
前24年3月期の実績は売上収益が増収ながら、
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