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2024年6月1日号

激化する次世代減量薬の開発競争  肥満治療薬のパイオニアGLP-1作動薬の売上げが急伸しているが、製薬各社は次世代をめざして競争を始めた。開発中の有望な新薬は有効性や忍容性、筋肉減少、供給/製造など、GLP-1の問題への対処をめざしている。  世界保健機関(WHO)が英『ランセット』誌に発表した最近のレポートによると、世界的に肥満患者は90年から倍増し10億人、つまり8人に1人が肥満に分類されるという。35年には世界の肥満人口は19億人に上るという予測もある。肥満薬市場は30年までに1500億ドル規模になるとみられる。  英調査会社エアフィニティによると、前臨床から後期第Ⅲ相試験まで抗肥満薬は232種類ある。最も開発が進んでいるのはGLP-1をベースとしたもので、他のホルモンとの併用が一般的だ。有効性の向上、錠剤の開発、腎臓病など肥満関連の症... 激化する次世代減量薬の開発競争  肥満治療薬のパイオニアGLP-1作動薬の売上げが急伸しているが、製薬各社は次世代をめざして競争を始めた。開発中の有望な新薬は有効性や忍容性、筋肉減少、供給/製造など、GLP-1の問題への対処をめざしている。  世界保健機関(WHO)が英『ランセット』誌に発表した最近のレポートによると、世界的に肥満患者は90年から倍増し10億人、つまり8人に1人が肥満に分類されるという。35年には世界の肥満人口は19億人に上るという予測もある。肥満薬市場は30年までに1500億ドル規模になるとみられる。  英調査会社エアフィニティによると、前臨床から後期第Ⅲ相試験まで抗肥満薬は232種類ある。最も開発が進んでいるのはGLP-1をベースとしたもので、他のホルモンとの併用が一般的だ。有効性の向上、錠剤の開発、腎臓病など肥満関連の症状

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