医薬経済オンライン

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世界の医薬品業界

大手で相次ぐリストラと今後のイノベーション

第207回

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎

2024年6月15日号

 前回(5月15日号)はノバルティスとブリストル・マイヤーズスクイブの戦略を取り上げ、BMSが管理コスト削減のため、24年に2200人削減を発表していることを紹介した。この削減は具体的な数字が6月に報道されており、ニュージャージー州ローレンスビルで863人を解雇する。また、25年末までにめざしている15億ドルのコスト削減は、その3分の2が研究開発費からもたらされるとしており、12の臨床プログラムを終了する。これらは開発しても大きな売上げが見込めないと判断されたことになる。ここでは他の大手のリストラもまとめておく。 ○ファイザー  新型コロナのワクチンや抗ウイルス薬が急減しているファイザーは24年末までに40億ドルのコスト削減を発表していることに加え、5月22日には売上げ原価を削減するための複数年プログラムを発表し、27年末までに15億ドルのコスト削減を明らかに...  前回(5月15日号)はノバルティスとブリストル・マイヤーズスクイブの戦略を取り上げ、BMSが管理コスト削減のため、24年に2200人削減を発表していることを紹介した。この削減は具体的な数字が6月に報道されており、ニュージャージー州ローレンスビルで863人を解雇する。また、25年末までにめざしている15億ドルのコスト削減は、その3分の2が研究開発費からもたらされるとしており、12の臨床プログラムを終了する。これらは開発しても大きな売上げが見込めないと判断されたことになる。ここでは他の大手のリストラもまとめておく。 ○ファイザー  新型コロナのワクチンや抗ウイルス薬が急減しているファイザーは24年末までに40億ドルのコスト削減を発表していることに加え、5月22日には売上げ原価を削減するための複数年プログラムを発表し、27年末までに15億ドルのコスト削減を明らかにし

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