医薬経済オンライン

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日本の薬機規制 その批判的考察

創薬力強化と後発業界再編の行方

第41回 規制も一層の国際化(英語化)

元厚生労働省(薬系技官)津田重城

2024年6月15日号

 この半月はニュースが多かったので、前回からの流れから離れ、標題について記す。 内閣官房構想会議の中間取りまとめ  創薬力強化の有力な審議体と考えられた「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」の中間取りまとめでは、結局「先端創薬機構」構想はなくなった。5月15日号に書いたように、本課題は「骨太の方針」に書かれることをめざして、徒競走のラストスパートのように、多くの会議体が乱立して短時間で結論をまとめ、争うような種のものでは決してない。  争う声のなかでも政策実現性の観点から真に驚嘆したのは、姉妹紙RISFAXが5月20日付で報じた経済産業省生物化学産業課長の下田裕和氏の発言である。AMED(日本医療研究開発機構)の認定ベンチャーキャピタル(VC)施策で、同省は今後「50社から70社を支援することがで...  この半月はニュースが多かったので、前回からの流れから離れ、標題について記す。 内閣官房構想会議の中間取りまとめ  創薬力強化の有力な審議体と考えられた「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」の中間取りまとめでは、結局「先端創薬機構」構想はなくなった。5月15日号に書いたように、本課題は「骨太の方針」に書かれることをめざして、徒競走のラストスパートのように、多くの会議体が乱立して短時間で結論をまとめ、争うような種のものでは決してない。  争う声のなかでも政策実現性の観点から真に驚嘆したのは、姉妹紙RISFAXが5月20日付で報じた経済産業省生物化学産業課長の下田裕和氏の発言である。AMED(日本医療研究開発機構)の認定ベンチャーキャピタル(VC)施策で、同省は今後「50社から70社を支援することができ

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