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家計簿目線の医療経済 コスパ患者学

2型DM高TGへのパルモディア:有効性は偽薬と差なし

第46回

黒澤 恵

2024年6月15日号

 薬剤の費用対効果(コスパ)を、治療必要例数(NNT)を用いて考える本連載、今回は久しぶりに生活習慣病に戻って、「パルモディア」(ペマフィブラート)を取り上げる。同剤は17年7月に承認されたが、厚生労働省との薬価合意に手間取り、収載は3回見送られ、18年5月にようやく漕ぎ着けた。それだけ収益源として重視されているということだろう。国内ピーク時に700億円規模の売上げを販売会社がめざすとの報道もあった。  しかしフィブラート製剤に今更、どれほどの臨床的有用性が期待できるのだろう。確かに高トリグリセライド(TG)血症はアテローム性動脈硬化のリスクである。そのため当初はTG を低下させるフィブラートにアテローム性動脈硬化性疾患(ASCVD)抑制が期待された。しかし先行するベザフィブラート、フェノフィブラートはいずれも無作為化試験で、偽薬を上回る抑制作用を...  薬剤の費用対効果(コスパ)を、治療必要例数(NNT)を用いて考える本連載、今回は久しぶりに生活習慣病に戻って、「パルモディア」(ペマフィブラート)を取り上げる。同剤は17年7月に承認されたが、厚生労働省との薬価合意に手間取り、収載は3回見送られ、18年5月にようやく漕ぎ着けた。それだけ収益源として重視されているということだろう。国内ピーク時に700億円規模の売上げを販売会社がめざすとの報道もあった。  しかしフィブラート製剤に今更、どれほどの臨床的有用性が期待できるのだろう。確かに高トリグリセライド(TG)血症はアテローム性動脈硬化のリスクである。そのため当初はTG を低下させるフィブラートにアテローム性動脈硬化性疾患(ASCVD)抑制が期待された。しかし先行するベザフィブラート、フェノフィブラートはいずれも無作為化試験で、偽薬を上回る抑制作用を示せ

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