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薬価キーワード ざっくり解説!

【特別編その12】後発品の企業区分

第42回 安定供給できる企業はどこか?

2024年6月15日号

 後発品を中心に供給不安が続いていることを受け、厚生労働省は24年度薬価制度改革で新たな対策を打ち出した。それが後発品に関する「企業指標・企業区分」の導入になる。具体的には「安定供給ができる企業を可視化することで、医療現場がその企業の品目を選定しやすくする」ことが狙いだ。  評価指標は①安定供給に関する情報の公表、②予備対応力の確保、③供給実績、④薬価の乖離状況——という4つのカテゴリーに分けて設定。このうち、①と②については企業による情報の公表準備期間が必要なため、24年度改革では、その時点で評価可能なカテゴリーとして③と④を用いることにした。  例えば、③なら「安定確保医薬品の品目数」「他企業の出荷停止品への対応で出荷量を増加させた実績」といった項目が並ぶ。「当然実施すべき」項目は、していなければマイナス評価(減点)、「安定供...  後発品を中心に供給不安が続いていることを受け、厚生労働省は24年度薬価制度改革で新たな対策を打ち出した。それが後発品に関する「企業指標・企業区分」の導入になる。具体的には「安定供給ができる企業を可視化することで、医療現場がその企業の品目を選定しやすくする」ことが狙いだ。  評価指標は①安定供給に関する情報の公表、②予備対応力の確保、③供給実績、④薬価の乖離状況——という4つのカテゴリーに分けて設定。このうち、①と②については企業による情報の公表準備期間が必要なため、24年度改革では、その時点で評価可能なカテゴリーとして③と④を用いることにした。  例えば、③なら「安定確保医薬品の品目数」「他企業の出荷停止品への対応で出荷量を増加させた実績」といった項目が並ぶ。「当然実施すべき」項目は、していなければマイナス評価(減点)、「安定供給確

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