平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜
現実と意識の乖離による爆発事故
第198回
埼玉県国民保護協議会委員 照井資規
2024年6月15日号
「20代の自衛官が竹島や拉致された日本人の奪還について語ることなどまずない。語るのはパチンコと車と女のことだけである。40代の幹部や曹が南西諸島の危機を語ることなどまずない。語るのは住宅ローンと年金と再就職の話だけである。将官のOBの同窓会での集まりで安全保障法案などが語られることはまずない。語られるのは孫とゴルフと持病の話だけである」(※1)
これらは、ある防衛大学校出身の元将官の嘆息である。筆者も体験から、実際にこのとおりだと同意する。本来、社会人とは自分の職業について詳しくなることで、より多くの報酬を手にできるようになるものだ。自衛官は自分の専門特技には精通するが、兵器の発達や世界の軍隊に比べて自衛隊の武器はどうなのか、周辺国の脅威に対する国家安全保障のあり方などについて考える隊員はごくわずかである。これらに詳しい場合は、むし...
「20代の自衛官が竹島や拉致された日本人の奪還について語ることなどまずない。語るのはパチンコと車と女のことだけである。40代の幹部や曹が南西諸島の危機を語ることなどまずない。語るのは住宅ローンと年金と再就職の話だけである。将官のOBの同窓会での集まりで安全保障法案などが語られることはまずない。語られるのは孫とゴルフと持病の話だけである」(※1)
これらは、ある防衛大学校出身の元将官の嘆息である。筆者も体験から、実際にこのとおりだと同意する。本来、社会人とは自分の職業について詳しくなることで、より多くの報酬を手にできるようになるものだ。自衛官は自分の専門特技には精通するが、兵器の発達や世界の軍隊に比べて自衛隊の武器はどうなのか、周辺国の脅威に対する国家安全保障のあり方などについて考える隊員はごくわずかである。これらに詳しい場合は、むしろ
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