医薬経済オンライン

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薬価の次に診療所「解体」狙う財務省

特定疾患療養管理料の引き剥がしは一里塚

2024年7月1日号

「新型コロナウイルス感染症対策ための診療報酬の上乗せ措置がなくても診療所の収入は伸びているから、見直すべきでしょう」  24年度診療報酬改定の大枠が決まった今年2月、財務省幹部はこう強調した。  それから2ヵ月後の4月16日。財務省は、子ども・高齢化対策を議論する財政制度等審議会・財政制度分科会に提出した社会保障制度に関する資料のなかで、こんな提案を忍ばせた。 ①病院勤務医から開業医へのシフトを促さないよう診療報酬体系を適正化 ②診療所の不足地域と過剰地域の点数(1点10円)で異なる単価を設定して医療資源のシフトを促す ③医師過剰地域での新規開業規制の導入  つまり診療所規制である。これを見た地域医師会の幹部は「24年度改定がスタートする6月を前に、診療所の報酬を下げるどころか、自由開業制に歯止めをかける... 「新型コロナウイルス感染症対策ための診療報酬の上乗せ措置がなくても診療所の収入は伸びているから、見直すべきでしょう」  24年度診療報酬改定の大枠が決まった今年2月、財務省幹部はこう強調した。  それから2ヵ月後の4月16日。財務省は、子ども・高齢化対策を議論する財政制度等審議会・財政制度分科会に提出した社会保障制度に関する資料のなかで、こんな提案を忍ばせた。 ①病院勤務医から開業医へのシフトを促さないよう診療報酬体系を適正化 ②診療所の不足地域と過剰地域の点数(1点10円)で異なる単価を設定して医療資源のシフトを促す ③医師過剰地域での新規開業規制の導入  つまり診療所規制である。これを見た地域医師会の幹部は「24年度改定がスタートする6月を前に、診療所の報酬を下げるどころか、自由開業制に歯止めをかけること

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