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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

ゴリ押しの「マイナ保険証」 政府による個人情報管理の怖さ

第209回

鳥集徹

2024年7月1日号

 マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」への反対の声が高まっている。12月2日の健康保険証の廃止に向けて、政府はマイナ保険証の利用者を拡大した医療機関に支給する一時金を最大40万円に増やすなど、普及促進に躍起になっている。医療機関にも患者への声かけを促すなど「ゴリ押し」しているが、5月の利用率は7.73%にとどまっている。  そのマイナ保険証反対の急先鋒となっているのが、「全国保険医団体連合会」だ。同連合会は記者会見やX(旧ツイッター)などを通じて、「健康保険証を残して!」と訴え続けている。「顔認証ができない」「保険資格が確認できない」などのトラブルが相次いでいるからだ。同連合会の調査によると、本人確認ができずに一旦10割負担とせざるを得なかったケースも全国で多発しているという。  この6月には『週刊新潮』に...  マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」への反対の声が高まっている。12月2日の健康保険証の廃止に向けて、政府はマイナ保険証の利用者を拡大した医療機関に支給する一時金を最大40万円に増やすなど、普及促進に躍起になっている。医療機関にも患者への声かけを促すなど「ゴリ押し」しているが、5月の利用率は7.73%にとどまっている。  そのマイナ保険証反対の急先鋒となっているのが、「全国保険医団体連合会」だ。同連合会は記者会見やX(旧ツイッター)などを通じて、「健康保険証を残して!」と訴え続けている。「顔認証ができない」「保険資格が確認できない」などのトラブルが相次いでいるからだ。同連合会の調査によると、本人確認ができずに一旦10割負担とせざるを得なかったケースも全国で多発しているという。  この6月には『週刊新潮』に、「

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