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眺望 医薬街道

救急出動の有料化を継続検討せよ

近藤正觀

2024年7月1日号

 消防庁は「救急業務のあり方に関する検討会」の初会合を6月21日に開催した。救急車の出動件数は高齢化の進展に伴い増加する一方となっている。23年では全国で約764万回(速報値)の出動があった。1日換算で約2万1000件だ。消防本部は全国に726ヵ所があり、消防職員は約16万5000人。また、下部組織として各地に消防団が設けられ、その登録者数は84万人と、災害対応に備える体制がある。  救急出動764万回は過去最高であり、国民の救急出動ニーズは今後も増加していくことが予想される。このようななか、救急業務を安定的かつ継続的に提供し、救命率の向上を図るための円滑な実施や、救急車の適時・適切な利用を促進するための方策を検討する意図で検討会が設置された。下部に2つのワーキンググループ(WG)を設ける。①マイナンバーカードを活用した救急業務の全国展開の検討、②増加する救...  消防庁は「救急業務のあり方に関する検討会」の初会合を6月21日に開催した。救急車の出動件数は高齢化の進展に伴い増加する一方となっている。23年では全国で約764万回(速報値)の出動があった。1日換算で約2万1000件だ。消防本部は全国に726ヵ所があり、消防職員は約16万5000人。また、下部組織として各地に消防団が設けられ、その登録者数は84万人と、災害対応に備える体制がある。  救急出動764万回は過去最高であり、国民の救急出動ニーズは今後も増加していくことが予想される。このようななか、救急業務を安定的かつ継続的に提供し、救命率の向上を図るための円滑な実施や、救急車の適時・適切な利用を促進するための方策を検討する意図で検討会が設置された。下部に2つのワーキンググループ(WG)を設ける。①マイナンバーカードを活用した救急業務の全国展開の検討、②増加する救急需

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