話題の焦点
地震救出後 突然死の謎
2024年7月1日号
地震大国日本は24年も年明け早々から大被害に見舞われた。倒壊した瓦礫の下から幸い発見、救出され、会話もできてやれやれと喜んでいたのも束の間、病院収容後容体が急変し亡くなってしまった。この現象が初めて発見されたのは第二次世界大戦中のことで「クラッシュ症候群」と称し、対応策が研究されていたが、阪神大震災(95年)では、372人の発症者が出て、このうち50人が落命している。 原因は、柱や家具など重い物に長時間挟まれ続けている間に、細胞内にミオグロビンや乳酸、カリウムなどがたまり、毒化したことが始まり。発見時即解放救出した時に全身に廻り急死につながることが判明した。 結果、救命方法が研究され、発見した時にすぐに運び出さず、毒素を薄めるための点滴や腎不全を防止する薬剤投与などの処置を十分実施したうえで、おもむろに運び出すといった救出方法が考案、実行される...
地震大国日本は24年も年明け早々から大被害に見舞われた。倒壊した瓦礫の下から幸い発見、救出され、会話もできてやれやれと喜んでいたのも束の間、病院収容後容体が急変し亡くなってしまった。この現象が初めて発見されたのは第二次世界大戦中のことで「クラッシュ症候群」と称し、対応策が研究されていたが、阪神大震災(95年)では、372人の発症者が出て、このうち50人が落命している。 原因は、柱や家具など重い物に長時間挟まれ続けている間に、細胞内にミオグロビンや乳酸、カリウムなどがたまり、毒化したことが始まり。発見時即解放救出した時に全身に廻り急死につながることが判明した。 結果、救命方法が研究され、発見した時にすぐに運び出さず、毒素を薄めるための点滴や腎不全を防止する薬剤投与などの処置を十分実施したうえで、おもむろに運び出すといった救出方法が考案、実行されるよ
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録