医薬経済オンライン

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広がる「性感染症」への対応に苦慮する学会と専門家

「AV男優」と考える異例の企画をなぜ開いたのか

2024年7月15日号

 6月27日に神戸市で開かれた日本感染症学会学術講演会と日本化学療法学会総会の合同総会で、異例のシンポジウムが開かれた。 「人生の半分以上、パンツを脱いで過ごしてきたもので、パンツを脱がずに何かすることに慣れておりませんので、緊張しております」  こう話すのは、AV男優として25年ものキャリアを誇る森林原人氏だ。同氏の言葉通り、この日はスーツで身を固め「商売道具」は鳴りを潜める。それもそのはず、当日は撮影現場ではなく、感染症専門医を前にした講演の場だ。AV男優と学会という滅多に見られない組み合わせだが、れっきとした学会のプログラムである。表題は「HIV・エイズ文化フォーラム in GAKKAI」で、特別企画(ヴィーブヘルスケア医学教育事業助成)のひとつだ。  そもそも同フォーラムとは何か。始まりは、94年の「第10回エイズ国際会議...  6月27日に神戸市で開かれた日本感染症学会学術講演会と日本化学療法学会総会の合同総会で、異例のシンポジウムが開かれた。 「人生の半分以上、パンツを脱いで過ごしてきたもので、パンツを脱がずに何かすることに慣れておりませんので、緊張しております」  こう話すのは、AV男優として25年ものキャリアを誇る森林原人氏だ。同氏の言葉通り、この日はスーツで身を固め「商売道具」は鳴りを潜める。それもそのはず、当日は撮影現場ではなく、感染症専門医を前にした講演の場だ。AV男優と学会という滅多に見られない組み合わせだが、れっきとした学会のプログラムである。表題は「HIV・エイズ文化フォーラム in GAKKAI」で、特別企画(ヴィーブヘルスケア医学教育事業助成)のひとつだ。  そもそも同フォーラムとは何か。始まりは、94年の「第10回エイズ国際会議」

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