薬のおカネを議論しよう
中国蘭州・重慶訪問で得た貴重な交流
第117回
医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦
2024年7月15日号
24年6月20〜26日まで、中国蘭州大学EBMセンターのチェン・ヨーロン教授にお招きいただき、重慶と蘭州を訪問する機会を得た。チェン教授は現在、蘭州大のほか、重慶医科大学や北京中国医学協会にもオフィスを構える。蘭州大のラボは研究棟の1フロアを独占しており、EBM領域で、名実共に中国トップのチームと言える。
チェン教授の仕事で最も成功を収めているのが、RIGHTステートメントである。これは診療ガイドラインで報告されるべき項目について、系統的に整理したものだ。16年に出版後、現在までに600回弱引用されている。
2年前、我われが初めてチェン教授に連絡を取った際、彼は診療ガイドラインの利益相反と資金提供の報告に特化した「RIGH COI&F」の開発に着手していた。
製薬マネー問題を主戦場とする我われには渡りに船であり、今日まで共同研究を...
24年6月20〜26日まで、中国蘭州大学EBMセンターのチェン・ヨーロン教授にお招きいただき、重慶と蘭州を訪問する機会を得た。チェン教授は現在、蘭州大のほか、重慶医科大学や北京中国医学協会にもオフィスを構える。蘭州大のラボは研究棟の1フロアを独占しており、EBM領域で、名実共に中国トップのチームと言える。
チェン教授の仕事で最も成功を収めているのが、RIGHTステートメントである。これは診療ガイドラインで報告されるべき項目について、系統的に整理したものだ。16年に出版後、現在までに600回弱引用されている。
2年前、我われが初めてチェン教授に連絡を取った際、彼は診療ガイドラインの利益相反と資金提供の報告に特化した「RIGH COI&F」の開発に着手していた。
製薬マネー問題を主戦場とする我われには渡りに船であり、今日まで共同研究を実
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