鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜
コロナ禍で「在宅死」が増加「在宅ケア」拠点の充実を
第210回
鳥集徹
2024年7月15日号
最近、在宅看取りについて週刊誌『女性セブン』の記事を書く機会があり、こんなトレンドがあることを知った。日本人の「死に場所」が、新型コロナウイルス禍で「病院」から「在宅」へとシフトしているのだ。
厚生労働省の「人口動態統計」によると、自宅で亡くなる「在宅死」の割合は00年以降13%前後で推移しており、7〜8割の患者がずっと病院で亡くなっていた。ところが、ここ数年、変化が見られるようになり、「在宅死」が20年に15.7%、21年に17.2%と増加する一方で、「病院死」が65.9%と減少した。
これは、コロナ感染拡大に伴う病院や介護施設での面会制限が続くなかで、最期は自宅で過ごしたい人が増えたこと、また入院したくてもできない人が増えたことが要因ではないかと見られている(NHK「『自宅』で亡くなる人の割合増加 長引くコロナ禍影響か」22年10月2日...
最近、在宅看取りについて週刊誌『女性セブン』の記事を書く機会があり、こんなトレンドがあることを知った。日本人の「死に場所」が、新型コロナウイルス禍で「病院」から「在宅」へとシフトしているのだ。
厚生労働省の「人口動態統計」によると、自宅で亡くなる「在宅死」の割合は00年以降13%前後で推移しており、7〜8割の患者がずっと病院で亡くなっていた。ところが、ここ数年、変化が見られるようになり、「在宅死」が20年に15.7%、21年に17.2%と増加する一方で、「病院死」が65.9%と減少した。
これは、コロナ感染拡大に伴う病院や介護施設での面会制限が続くなかで、最期は自宅で過ごしたい人が増えたこと、また入院したくてもできない人が増えたことが要因ではないかと見られている(NHK「『自宅』で亡くなる人の割合増加 長引くコロナ禍影響か」22年10月2日)
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録