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家計簿目線の医療経済 コスパ患者学

ジャディアンス:非DMや尿検査非実施例でのコスパに「?」

第48回

黒澤 恵

2024年7月15日号

 市場調査会社IQVIAによると、23年の国内医療用医薬品売上高は史上初めて11兆円を超えた。逆に言えばそれだけの金額が、健康保険と財布から出ていった。多くの健康保険組合が財政悪化で苦しんでいる。果たして私たちは、それだけの薬剤費に見合った恩恵を受けているのだろうか。  という訳で「薬剤費」と「治療必要例数(NNT)」から費用対効果(コスパ)を考える本連載、今回は慢性腎臓病に対する「ジャディアンス」(エンパグリフロジン)を検討しよう。2月に慢性腎不全(CKD)の適応が加わり、「フォシーガ」(ダパグリフロジン)を追いかける格好となった。フォシーガとの最大の違いは「アルブミン尿陰性」CKDを含むエビデンスがある点だろう。糖尿病を合併しない場合、アルブミン尿の有無を気にせず処方できるエンパグリフロジンは使いやすそうだ。  そこでまず、「陰性...  市場調査会社IQVIAによると、23年の国内医療用医薬品売上高は史上初めて11兆円を超えた。逆に言えばそれだけの金額が、健康保険と財布から出ていった。多くの健康保険組合が財政悪化で苦しんでいる。果たして私たちは、それだけの薬剤費に見合った恩恵を受けているのだろうか。  という訳で「薬剤費」と「治療必要例数(NNT)」から費用対効果(コスパ)を考える本連載、今回は慢性腎臓病に対する「ジャディアンス」(エンパグリフロジン)を検討しよう。2月に慢性腎不全(CKD)の適応が加わり、「フォシーガ」(ダパグリフロジン)を追いかける格好となった。フォシーガとの最大の違いは「アルブミン尿陰性」CKDを含むエビデンスがある点だろう。糖尿病を合併しない場合、アルブミン尿の有無を気にせず処方できるエンパグリフロジンは使いやすそうだ。  そこでまず、「陰性」

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