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国内初小児近視 進行抑制点眼薬

2024年7月15日号

 最近は、小・中学生のスマートフォンやパソコン利用度が激しく、視力低下が進む一方だ。文部科学省の調査(22年)によると、裸眼視力1.0未満が、小学生で37.9%、中学生で61.2%にも。高校生では71.6%にまで進んでいる。 近視の増加は50年には全世界人口の半数49億人が1.0未満に、さらには失明心配の病的近視が10%に及ぶとも予測されている。 日本では国内初となる小児対象の近視進行抑制点眼薬(主成分アトロピン)の研究が進められていて、今年度内の発売が予定されている。 一方、シンガポールと台湾では薬に頼らず近視の進行を遅らせることに成功したとのニュースが。この両国は日本よりIT化が早く、近視の進行が深刻で、昼間の屋外活動時間を120分設けたり、近くを見ている時間の短縮、3000ルクス以内の明るさで近視が抑制されるとの研究成果で国家規模の対策を実施。結果、近視人口の減少に...  最近は、小・中学生のスマートフォンやパソコン利用度が激しく、視力低下が進む一方だ。文部科学省の調査(22年)によると、裸眼視力1.0未満が、小学生で37.9%、中学生で61.2%にも。高校生では71.6%にまで進んでいる。 近視の増加は50年には全世界人口の半数49億人が1.0未満に、さらには失明心配の病的近視が10%に及ぶとも予測されている。 日本では国内初となる小児対象の近視進行抑制点眼薬(主成分アトロピン)の研究が進められていて、今年度内の発売が予定されている。 一方、シンガポールと台湾では薬に頼らず近視の進行を遅らせることに成功したとのニュースが。この両国は日本よりIT化が早く、近視の進行が深刻で、昼間の屋外活動時間を120分設けたり、近くを見ている時間の短縮、3000ルクス以内の明るさで近視が抑制されるとの研究成果で国家規模の対策を実施。結果、近視人口の減少に成

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