「患者さんのために……」スローガン浸透作戦②

アフターコロナを生き抜くMR像

第37回　浸透は「つまどう会議」で解決する

株式会社ピグマリオン代表取締役社長　柏惠子

2024年8月1日号

　私は、人材育成コンサルタントであり、研修講師である。業界外のいわば部外者でありながら製薬会社のMR研修に日々関わっている。MR研修だけでなく、実はもうひとつ専門がある。パーパス（存在意義）やバリューなどの経営理念の策定や浸透である。チームのビジョンやバリューの策定・浸透をサポートすることもしばしばだ。　製薬会社各社には、「患者さん中心」「患者さんのために……」「Patient Centric」と大変失礼ながら、各社似通った方向性のスローガンを掲げておられるところが多いが、今日のコラムは「このスローガンを飾りにせずに、MRのモチベーションアップに活用しませんか」という話である。　前回7月1日号のコラムで、それにはスローガンへの「共感」が鍵とお伝えした。そして「共感」を進めるには以下の3つが大切だ。 ①当事者意識／共につくる・共... 　私は、人材育成コンサルタントであり、研修講師である。業界外のいわば部外者でありながら製薬会社のMR研修に日々関わっている。MR研修だけでなく、実はもうひとつ専門がある。パーパス（存在意義）やバリューなどの経営理念の策定や浸透である。チームのビジョンやバリューの策定・浸透をサポートすることもしばしばだ。　製薬会社各社には、「患者さん中心」「患者さんのために……」「Patient Centric」と大変失礼ながら、各社似通った方向性のスローガンを掲げておられるところが多いが、今日のコラムは「このスローガンを飾りにせずに、MRのモチベーションアップに活用しませんか」という話である。　前回7月1日号のコラムで、それにはスローガンへの「共感」が鍵とお伝えした。そして「共感」を進めるには以下の3つが大切だ。 ①当事者意識／共につくる・共に

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