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重要性が高まるばかりの「支持療法」

第137回 日本がんサポーティブケア学会に参加して得た考察①

ジョージメイスン大学大学院(バージニア州)パブリックヘルス専攻  堀玲子

2024年8月1日号

 日本がんサポーティブケア学会の第9回学術集会がさいたま市で5月18〜19日に行われた。読者の方も、あまり聞き慣れない学会ではないだろうか。医師を対象としたサイエンス中心の最新治療法や臨床試験などを紹介する学会とは異なる内容で、帝京大学医学部内科学講座・腫瘍内科教授である渡邊清高先生のもと、看護師や薬剤師をはじめとする多職種が参画するほか、患者さんやがんサバイバーの方などが自由に参加できる、とても開放的な学会である。  がんサポーティブケアとは、患者にわかりやすい、がんの治療に関わるケアを示す重要な分野である。患者自身も直接関わっていくことができるところがポイントだ。  今回の学会では日本医療研究開発機構(AMED)など公的機関や日本製薬工業協会が積極的にブースを開き、日々の活動を発表していた。筆者としては、すべてが保険適応...  日本がんサポーティブケア学会の第9回学術集会がさいたま市で5月18〜19日に行われた。読者の方も、あまり聞き慣れない学会ではないだろうか。医師を対象としたサイエンス中心の最新治療法や臨床試験などを紹介する学会とは異なる内容で、帝京大学医学部内科学講座・腫瘍内科教授である渡邊清高先生のもと、看護師や薬剤師をはじめとする多職種が参画するほか、患者さんやがんサバイバーの方などが自由に参加できる、とても開放的な学会である。  がんサポーティブケアとは、患者にわかりやすい、がんの治療に関わるケアを示す重要な分野である。患者自身も直接関わっていくことができるところがポイントだ。  今回の学会では日本医療研究開発機構(AMED)など公的機関や日本製薬工業協会が積極的にブースを開き、日々の活動を発表していた。筆者としては、すべてが保険適応にな

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