眺望 医薬街道
マイナ保険証利用は9.9%と超低調
近藤正觀
2024年8月1日号
厚生労働省は7月17日の中央社会保険医療協議会総会で、マイナ保険証の全国ベースの利用率が6月現在で9.9%だったことを公表した。政府は紙の保険証は24年12月以降新たに発行しないと公言しているが、それまであと5ヵ月の段階でも利用率が1割にも達していないことになり、マイナ保険証の利用促進は赤信号が点灯した。
送られてきた後期高齢者保険証をみると、有効期限が25年7月となっており、引き続き使用可能であるので、ひと安心する高齢者もいるのではなかろうか。
国民がマイナ保険証を利用しない最大の元凶はセキュリティにある。自身の疾病・治療情報が第三者に遺漏するのではないかという不安だ。医療情報だけでなくマイナンバーによる個人情報が遺漏する恐れが払拭されていない。個人情報は第三者の事業者にとっては「宝の山」である。個人の財産・健康に関する情...
厚生労働省は7月17日の中央社会保険医療協議会総会で、マイナ保険証の全国ベースの利用率が6月現在で9.9%だったことを公表した。政府は紙の保険証は24年12月以降新たに発行しないと公言しているが、それまであと5ヵ月の段階でも利用率が1割にも達していないことになり、マイナ保険証の利用促進は赤信号が点灯した。
送られてきた後期高齢者保険証をみると、有効期限が25年7月となっており、引き続き使用可能であるので、ひと安心する高齢者もいるのではなかろうか。
国民がマイナ保険証を利用しない最大の元凶はセキュリティにある。自身の疾病・治療情報が第三者に遺漏するのではないかという不安だ。医療情報だけでなくマイナンバーによる個人情報が遺漏する恐れが払拭されていない。個人情報は第三者の事業者にとっては「宝の山」である。個人の財産・健康に関する情報が
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