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巻頭言

菅氏は「医薬品に関心ある議員」 毎年改定では「連携」を

鹿沼均・厚生労働省 保険局長

2024年8月15日号

——菅義偉氏が官房長官や首相を務めていた時に、秘書官として仕えていたが、16年に起こった高額薬剤問題について、官邸ではどのような議論があったのか。 鹿沼 「オプジーボ」が最初に出て、患者も少なかったが、癌の種類を増やしていき、患者も増えていった。そのなかで、売上げも増えてきたため、当初の計算で、少ない人数を前提に値付けしてきたものと違うのではないか。また、2年に1回の当時は売れすぎた場合の再算定があったが、それをもっと早くやらないといけないのではないかなど「本当にそれでいいのか」という素朴な疑問があった。  毎年薬価改定は、おそらく官邸の見方からすれば、価格を下げ、迅速に患者に還元してあげたいという気持ちがあるなかで議論が出てきたので、実行したと思う。 ——菅氏は「毎年薬価改定」へのこだわり... ——菅義偉氏が官房長官や首相を務めていた時に、秘書官として仕えていたが、16年に起こった高額薬剤問題について、官邸ではどのような議論があったのか。 鹿沼 「オプジーボ」が最初に出て、患者も少なかったが、癌の種類を増やしていき、患者も増えていった。そのなかで、売上げも増えてきたため、当初の計算で、少ない人数を前提に値付けしてきたものと違うのではないか。また、2年に1回の当時は売れすぎた場合の再算定があったが、それをもっと早くやらないといけないのではないかなど「本当にそれでいいのか」という素朴な疑問があった。  毎年薬価改定は、おそらく官邸の見方からすれば、価格を下げ、迅速に患者に還元してあげたいという気持ちがあるなかで議論が出てきたので、実行したと思う。 ——菅氏は「毎年薬価改定」へのこだわりは

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