薬価キーワード ざっくり解説!
【特別編その16】長期収載品の選定療養①
第46回 患者希望で先発品に 「差額徴収」
2024年8月15日号
薬価制度の枠を超えた話になるが、24年度改革では、長期収載品の保険給付について見直しが図られた。それが「長期収載品の選定療養」だ。後述する「特別の料金」がポイントになる。
国の公的医療保険制度には、保険適用外の医療を受ける場合には、保険診療にかかる費用も含めて、医療費は「全額自己負担」という大原則がある。その例外として、保険診療と保険外診療の併用を認める「保険外併用療養費制度」が存在する。そして、保険外併用療養費制度には①先進医療などの「評価療養」、②患者の未承認薬使用意向に基づく「患者申出療養」、③差額ベッドや180日を超える入院など患者の治療上の選択肢確保を目的とした「選定療養」——という3つの類型がある。
今回の見直しは、新たに長期収載品についても「選定療養」の対象にするというもの。24年10月から導入する。厚生労働省...
薬価制度の枠を超えた話になるが、24年度改革では、長期収載品の保険給付について見直しが図られた。それが「長期収載品の選定療養」だ。後述する「特別の料金」がポイントになる。
国の公的医療保険制度には、保険適用外の医療を受ける場合には、保険診療にかかる費用も含めて、医療費は「全額自己負担」という大原則がある。その例外として、保険診療と保険外診療の併用を認める「保険外併用療養費制度」が存在する。そして、保険外併用療養費制度には①先進医療などの「評価療養」、②患者の未承認薬使用意向に基づく「患者申出療養」、③差額ベッドや180日を超える入院など患者の治療上の選択肢確保を目的とした「選定療養」——という3つの類型がある。
今回の見直しは、新たに長期収載品についても「選定療養」の対象にするというもの。24年10月から導入する。厚生労働省の
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録