鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜
「ただの風邪」が「5類」に? ビジネスに利用されないか
第212回
鳥集徹
2024年8月15日号
厚生労働省が「急性呼吸器感染症」(ARI)を季節性インフルエンザや新型コロナウイルス感染症と同じ感染症法の5類に位置付け、流行状況を監視する取り組みを24年度内に開始するという。このために省令改正を行う方針で、7月12日から8月17日まで、パブリックコメントを募集している。
政府によるとARIとは、「上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)あるいは下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す多彩な病原体による症候群を総称」したものだという。これには、「せき」「鼻水」「頭痛」といった、いわゆる「風邪」症状も含まれると報道されている。事実、7月26日の記者会見でも武見敬三厚労相は、「新型コロナウイルス感染症とは異なる、風邪の原因となるコロナウイルスもここに含まれます」と答えている。
ARIを監視対象とするのはなぜか。報道によ...
厚生労働省が「急性呼吸器感染症」(ARI)を季節性インフルエンザや新型コロナウイルス感染症と同じ感染症法の5類に位置付け、流行状況を監視する取り組みを24年度内に開始するという。このために省令改正を行う方針で、7月12日から8月17日まで、パブリックコメントを募集している。
政府によるとARIとは、「上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)あるいは下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す多彩な病原体による症候群を総称」したものだという。これには、「せき」「鼻水」「頭痛」といった、いわゆる「風邪」症状も含まれると報道されている。事実、7月26日の記者会見でも武見敬三厚労相は、「新型コロナウイルス感染症とは異なる、風邪の原因となるコロナウイルスもここに含まれます」と答えている。
ARIを監視対象とするのはなぜか。報道による
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