医薬経済オンライン

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日本の薬機規制 その批判的考察

創薬力強化戦略について考える

第47回 ワクチン戦略との比較、構造改革など

元厚生労働省(薬系技官)津田重城

2024年9月1日号

 7月30日に政府主催の創薬エコシステムサミットが開かれ、そこで「政策目標と工程表」が披露された。「国民に最新の医薬品を速やかに届ける」「世界有数の創薬の地となる」「投資とイノベーションの循環的発展」の3つの戦略目標を掲げ、アウトプット指標(KPI)を設定し、進捗状況をフォローアップする。工程表は5年間にわたるものだが、KPIといっても看板倒れに終わった「医薬品産業ビジョン2021年」を覚えていらっしゃる方は、注意深くその進展を見守ることと思う。もっとも産業ビジョンのKPIは具体的ではなく、「グローバル売上高上位100品目中の日本起源医薬品数」などが例示されたのみで終わったが、工程表では、28年度までの5年間で希少疾病用医薬品の承認件数150件など具体的成果目標が示されているのが大きく異なる。  7月30日に政府主催の創薬エコシステムサミットが開かれ、そこで「政策目標と工程表」が披露された。「国民に最新の医薬品を速やかに届ける」「世界有数の創薬の地となる」「投資とイノベーションの循環的発展」の3つの戦略目標を掲げ、アウトプット指標(KPI)を設定し、進捗状況をフォローアップする。工程表は5年間にわたるものだが、KPIといっても看板倒れに終わった「医薬品産業ビジョン2021年」を覚えていらっしゃる方は、注意深くその進展を見守ることと思う。もっとも産業ビジョンのKPIは具体的ではなく、「グローバル売上高上位100品目中の日本起源医薬品数」などが例示されたのみで終わったが、工程表では、28年度までの5年間で希少疾病用医薬品の承認件数150件など具体的成果目標が示されているのが大きく異なる。

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