医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

健康被害の訴えに耳を塞ぐ「ブロック太郎」に国は託せない

第213回

鳥集徹

2024年9月1日号

 新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡や後遺症の健康被害を受けたとして、遺族8人と患者5人の計13人が国に総額9152万円の損害賠償を求めた集団訴訟の第一回口頭弁論が、8月19日に東京地裁で開かれた。原告側は、国がワクチン接種を強く呼びかける一方で、副反応や後遺症についてほとんど伝えなかったため、接種を判断する十分な情報が与えられなかったと主張。これに対し、国は訴えを退けるよう求めた。  この裁判後の記者会見で、遺族や患者は次のように訴えた(X@Lizzy_channel_の記者会見動画より、発言を一部抜粋・要約)。 「主人は、基礎疾患がある人はコロナになったら重症化するという、毎日テレビで放送されていた言葉に乗せられてワクチンを打ち、2日後に亡くなりました。もう少し国とマスコミが(副反応や後遺症の)情報を流していたら、うちの主人は生きて...  新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡や後遺症の健康被害を受けたとして、遺族8人と患者5人の計13人が国に総額9152万円の損害賠償を求めた集団訴訟の第一回口頭弁論が、8月19日に東京地裁で開かれた。原告側は、国がワクチン接種を強く呼びかける一方で、副反応や後遺症についてほとんど伝えなかったため、接種を判断する十分な情報が与えられなかったと主張。これに対し、国は訴えを退けるよう求めた。  この裁判後の記者会見で、遺族や患者は次のように訴えた(X@Lizzy_channel_の記者会見動画より、発言を一部抜粋・要約)。 「主人は、基礎疾患がある人はコロナになったら重症化するという、毎日テレビで放送されていた言葉に乗せられてワクチンを打ち、2日後に亡くなりました。もう少し国とマスコミが(副反応や後遺症の)情報を流していたら、うちの主人は生きてい

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