公的支援８億ドルでもネガティブな消費者余剰？

Pharmacoeconomics ━療法の価値━

第155回　IRA4：価値に基づいた薬価の具体化（①②③❹）

2024年9月1日号

▽メディケア最初の薬価交渉対象の10製剤中９にも7.8億ドルのNIH投資があった ▽だが大型製剤に育った９剤の健康総価値は必ずしも消費者余剰を約束しない ▽NIH公的研究費の実質的役割を分析した報告は公的投資の配当を「正当化する」？【出典】　Edward W. Zhou, et al., Considering returns on federal investment in the negotiated “Maximum Fair Price” of drugs under the Inflation Reduction Act : An analysis, Institute for New Economic Thinking, Working Paper No.219, 2024年2月28日　2026年1月に実施されるメディケアMFP（最大公平価格）の最初の10製剤中9製剤に計117億ドル、開発失敗と3％資本借入調整メディアン値8.95億ドル、産業界投資に迫る規模の米国立衛生研究所（NIH）による研究支援があった。対象外は支援が始まる前1982年承認の「... ▽メディケア最初の薬価交渉対象の10製剤中９にも7.8億ドルのNIH投資があった ▽だが大型製剤に育った９剤の健康総価値は必ずしも消費者余剰を約束しない ▽NIH公的研究費の実質的役割を分析した報告は公的投資の配当を「正当化する」？【出典】　Edward W. Zhou, et al., Considering returns on federal investment in the negotiated “Maximum Fair Price” of drugs under the Inflation Reduction Act : An analysis, Institute for New Economic Thinking, Working Paper No.219, 2024年2月28日　2026年1月に実施されるメディケアMFP（最大公平価格）の最初の10製剤中9製剤に計117億ドル、開発失敗と3％資本借入調整メディアン値8.95億ドル、産業界投資に迫る規模の米国立衛生研究所（NIH）による研究支援があった。対象外は支援が始まる前1982年承認の「ノボ

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