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変革期迎えた中国医薬品業界

IND審査期間を短縮へ

第89回 創薬大国めざしNMPAが試行事業

シード・プランニング 沈友敏

2024年9月15日号

 中国では近年、AI(人工知能)や次世代通信システム、航空宇宙、バイオテクノロジー、グリーンテック、先端医学といった分野の発展が目覚ましい。一方で、医薬品の研究開発においては、世界に遅れをとっている。その遅れを取り戻すため、現在、国を挙げて創薬に取り組んでいる。医薬品の“模倣大国”から“創薬大国”への変貌をめざしているのだ。  さて、今回は、新薬臨床試験開始申請(IND)の審査期間の短縮化について取り上げたい。  国家薬品監督管理局(NMPA)は7月31日、「革新的な新薬の臨床試験の承認審査を最適化する試行事業計画」(以下、試行事業計画)を全国の薬品監督管理部門に通知した。試行事業計画の要件を満たした省・自治区・直轄市に対し、実施するよう求めている。  NMPAは、医薬品の承認審査の効率性を高め、革新的な新薬の研究開発を支援...  中国では近年、AI(人工知能)や次世代通信システム、航空宇宙、バイオテクノロジー、グリーンテック、先端医学といった分野の発展が目覚ましい。一方で、医薬品の研究開発においては、世界に遅れをとっている。その遅れを取り戻すため、現在、国を挙げて創薬に取り組んでいる。医薬品の“模倣大国”から“創薬大国”への変貌をめざしているのだ。  さて、今回は、新薬臨床試験開始申請(IND)の審査期間の短縮化について取り上げたい。  国家薬品監督管理局(NMPA)は7月31日、「革新的な新薬の臨床試験の承認審査を最適化する試行事業計画」(以下、試行事業計画)を全国の薬品監督管理部門に通知した。試行事業計画の要件を満たした省・自治区・直轄市に対し、実施するよう求めている。  NMPAは、医薬品の承認審査の効率性を高め、革新的な新薬の研究開発を支援す

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