日本初のカジノ開設に疑念 | 医薬経済オンライン

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日本初のカジノ開設に疑念

2024年9月15日号

　来年、大阪府において国際博覧会が開催されるが、5年後隣接地に日本初のカジノ開設が予定されている。日本では刑法で賭博に関し次のように規定、禁止されているのだが。　第185条-賭博をしたものは50万円以下の罰金又は科料に処する。さらには第186条にも常習者には3年以下の微没に処するなどとも。　だが、公営ギャンブルは公的な利益のため許可されているし、パチンコなども遊技として刑法ではまったく有名無実化状態にある。　カジノ開設のきっかけは、10年前、時の首相がシンガポールを視察したとき、成長戦略の目玉として推進することとなったが、いまでは批判的だ。　何より危惧されるのはギャンブル依存症だ。厚生労働省は成人の約4・8％がギャンブル依存症患者と15年前発表している。欧米の3〜4倍も高い。　今回の開設にあたってはカジノに入り浸らないよう日本人客に6000円の入場料を課し、入... 　来年、大阪府において国際博覧会が開催されるが、5年後隣接地に日本初のカジノ開設が予定されている。日本では刑法で賭博に関し次のように規定、禁止されているのだが。　第185条-賭博をしたものは50万円以下の罰金又は科料に処する。さらには第186条にも常習者には3年以下の微没に処するなどとも。　だが、公営ギャンブルは公的な利益のため許可されているし、パチンコなども遊技として刑法ではまったく有名無実化状態にある。　カジノ開設のきっかけは、10年前、時の首相がシンガポールを視察したとき、成長戦略の目玉として推進することとなったが、いまでは批判的だ。　何より危惧されるのはギャンブル依存症だ。厚生労働省は成人の約4・8％がギャンブル依存症患者と15年前発表している。欧米の3〜4倍も高い。　今回の開設にあたってはカジノに入り浸らないよう日本人客に6000円の入場料を課し、入場

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