医薬経済オンライン

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やりたい放題の自由診療広告にメスは入るか

消費者機構日本が美容系クリニックを提訴

2024年10月1日号

 9月10日、特定非営利活動法人「消費者機構日本」が、東京・渋谷にある医療法人社団「サカイクリニック62」に対し、不当景品類及び不当表示防止法に基づきインターネット上の広告差止を求める訴訟を起こした。中身としては、同クリニックが行なっている歯科医療、美容医療と共に「再生医療・免疫医療」と称する診療行為を謳って集客しているインターネット上の広告は景品表示法が禁止する優良誤認表示に当たるとして、差し止めを求めた訴訟だ。  通常、この手の優良誤認表示の差し止めでは、昨年、大幸薬品のクレベリンの広告に対して行なわれたように消費者庁が摘発することがよく知られている。だが、消費者機構日本は消費者庁と同様の措置を行なえる「適格消費者団体」である。巷間、自由診療のクリニックでは美容整形やアンチエイジングを謳う広告が氾濫し、なかには物議を醸したり、...  9月10日、特定非営利活動法人「消費者機構日本」が、東京・渋谷にある医療法人社団「サカイクリニック62」に対し、不当景品類及び不当表示防止法に基づきインターネット上の広告差止を求める訴訟を起こした。中身としては、同クリニックが行なっている歯科医療、美容医療と共に「再生医療・免疫医療」と称する診療行為を謳って集客しているインターネット上の広告は景品表示法が禁止する優良誤認表示に当たるとして、差し止めを求めた訴訟だ。  通常、この手の優良誤認表示の差し止めでは、昨年、大幸薬品のクレベリンの広告に対して行なわれたように消費者庁が摘発することがよく知られている。だが、消費者機構日本は消費者庁と同様の措置を行なえる「適格消費者団体」である。巷間、自由診療のクリニックでは美容整形やアンチエイジングを謳う広告が氾濫し、なかには物議を醸したり、訴訟

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