【特別編その19】薬価制度改革の検証

薬価キーワードざっくり解説！

【特別編その19】薬価制度改革の検証

第49回　求められる「定量的な」改革影響

2024年10月1日号

　26年度の次期薬価制度改革に向けて、製薬業界には「大きな宿題」が課されている。しかも、それは定性的ではなく、定量的であることが求められている。24年度診療報酬改定の答申書附帯意見にはこうある（後発品関連は割愛）。「ドラッグ・ラグ／ロスの解消などの医薬品開発への影響について、製薬業界の協力を得つつ分析・検証を行うとともに、こうした課題に対する製薬業界としての対応を踏まえながら、薬価における評価の在り方を引き続き検討する」　24年度改革では「迅速導入加算の新設」「新薬創出・適応外薬解消等促進加算の見直し（薬価維持・対象品目追加）」「小児用医薬品の評価」など、新薬開発を後押しする薬価上の措置が、数多く盛り込まれた。一連の改革が、革新的新薬の創出やドラッグ・ラグ／ロス解消に寄与するのか。製薬業界は、医薬品開発に対する影響の... 　26年度の次期薬価制度改革に向けて、製薬業界には「大きな宿題」が課されている。しかも、それは定性的ではなく、定量的であることが求められている。24年度診療報酬改定の答申書附帯意見にはこうある（後発品関連は割愛）。「ドラッグ・ラグ／ロスの解消などの医薬品開発への影響について、製薬業界の協力を得つつ分析・検証を行うとともに、こうした課題に対する製薬業界としての対応を踏まえながら、薬価における評価の在り方を引き続き検討する」　24年度改革では「迅速導入加算の新設」「新薬創出・適応外薬解消等促進加算の見直し（薬価維持・対象品目追加）」「小児用医薬品の評価」など、新薬開発を後押しする薬価上の措置が、数多く盛り込まれた。一連の改革が、革新的新薬の創出やドラッグ・ラグ／ロス解消に寄与するのか。製薬業界は、医薬品開発に対する影響の検証

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