医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

「レプリコン」は売りたくない 社員たちの訴えに耳を傾けよ

第215回

鳥集徹

2024年10月1日号

 この10月、いよいよ新型コロナウイルスワクチンの定期接種が始まった。参入しているメーカーは、ファイザー、モデルナ、第一三共、武田薬品、Meiji Seikaファルマの5社。そのうち、最も大きなシェアを奪いそうなのがファイザーだ。姉妹紙RISFAXによると、同社はmRNAワクチン「コミナティ」を1680億円売り上げるという数値目標を掲げ、猛烈な販売攻勢をかけてきた(「ファイザー『巨額目標』達成に向け猛進 コロナワクチン 返品ありきで“詰め込み”、定期接種見据え陣地確保」24年7月19日)。  一方、これらのなかで「反コロナワクチン」活動家の注目を最も集めているのが、Meiji Seikaファルマのレプリコン(自己複製型mRNA)ワクチン「コスタイベ」だ。希釈が必要で、1アンプル16回分を6時間以内に使い切らなければ廃棄という不効率さが医療現場では敬遠され、販売に苦戦していると伝え聞...  この10月、いよいよ新型コロナウイルスワクチンの定期接種が始まった。参入しているメーカーは、ファイザー、モデルナ、第一三共、武田薬品、Meiji Seikaファルマの5社。そのうち、最も大きなシェアを奪いそうなのがファイザーだ。姉妹紙RISFAXによると、同社はmRNAワクチン「コミナティ」を1680億円売り上げるという数値目標を掲げ、猛烈な販売攻勢をかけてきた(「ファイザー『巨額目標』達成に向け猛進 コロナワクチン 返品ありきで“詰め込み”、定期接種見据え陣地確保」24年7月19日)。  一方、これらのなかで「反コロナワクチン」活動家の注目を最も集めているのが、Meiji Seikaファルマのレプリコン(自己複製型mRNA)ワクチン「コスタイベ」だ。希釈が必要で、1アンプル16回分を6時間以内に使い切らなければ廃棄という不効率さが医療現場では敬遠され、販売に苦戦していると伝え聞い

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence